”肩のこり” とは 何か?

症状/治療

  ⭐️肩凝りってなに?

肩が凝らない人には関係ない話ですが、肩が凝らない人はいません、

肩凝りを感じるか感じないか、

肩凝りを残して過ごすか、肩凝りを残さないかの問題です、

英語で肩こりは、  STIFF   SHOULDER

STIFF とは「硬い、硬直、固まる」という意味です、

ちなみに 腕が痛くて上がらない 五十肩は FROZEN  SHOULDER

凍りついた肩、肩こりとは違います、

  ⭐️凝り固まるとは?

筋肉は基本静脈血が流れています、静脈血は筋肉のポンプ作用で血液を流します、そのポンプ作用が出来ていない、中途で止まっていると血液が酸化して疲労部質が溜まり余計に流れづらくなり凝りとなるわけです。

凝り始めのうちに自然と動かしたり筋肉にかかるストレスを自然に抜いている人は肩凝りを感じません(意識しません)、凝りを感じる前に血流が戻るので酸化した血液が停滞しないのです、

  ⭐️どうすれば血液が流れるのか?

酸化した血液は粘度が増して流れづらくなっていきます、溜めないようにするのがいいのですが溜まってしまったらどうするか?

・筋肉のポンプ作用を使う・・・ストレッチやとても軽い筋トレ、運動です。

(荷重の筋トレは筋肉に負荷がかかるので凝りを作りますが色々な動きやストレッチ、変化をつけたり食事や休息などでリカバーしつつ筋肉を育てていきますので凝りとは少し形が違います。)

・溜めないようにする・・・・生活環境や習慣、癖などで同じ姿勢を長い時間取らないとか自分に合った環境(向き、高さ、動き、導線)で生活している、休息を十分に取っている、整った環境です。

   ここまではとりあえずは自分でもなんとか出来そうですが、

・凝りに対しての刺激で流れを作る・・・要はマッサージ、施術、鍼、電気刺激、いろいろあります、外からの刺激や効果を使って戻す施術全般です。

我々が行うのは最後の施術の所からになります、  

施術にアドバイス、エクササイズ、ストレッチなどを混ぜて凝りづらい、凝っても自分で自然に戻せる身体に変えていくことが施術等の目的となります。

  ⭐️施術はどんなことこをするか?

施術は矯正専用のベッドを使い、ストレッチやエクササイズには重量がかからないやり方で行います、基本は自重です。

まずしっかりお話を伺って仕事の環境、生活のスタイル、いつもの動作や姿勢、動きの癖、体のバランス、などから何が根底にあるのかを割り出していきます。

施術時の服装はTシャツ等であれば問題ありません、体の左右差、前後の重心、骨盤や肩の高さ、脚長差などからバランスや歪みを割り出して肩や首にかかる負担はどうなのかみていきます、首や肩が原因で肩こりが起きることだけではありません、足の裏、足首、膝に掛かるバランスからでも方は凝ります。腰の負担も同様です。下半身の筋力のバランス、肋骨や股関節の動きなども関係があります。

体の状態がわかればそれに合わせた施術をうつ伏せ、横向き、上向でそれぞれに合わせた無理のない方法で行います、施術後に体に影響が無い範囲以内なら矯正などの強弱のリクエストも受け付けますが、、基本は無理なく優しく行います。

施術が終われば、初めと今との違いを感想として感じて頂き、どこがどうなっっていたからこうなって、どこをどうすればこれから変わっていきます的な説明をしっかり行います。

この時にほとんどの方には個々状態に合わせたストレッチや体や筋肉のバランスを整える(筋肉は引っ張り合いなので弱い方を強くしてバランスをとります)ような筋肉の使い方やトレーニングの指導やアドバイスを行います。

生活の中での注意点、癖や環境の改善も指導いたします。

こんんな感じで進めていきます、

もともと肩こりは何年も何年も積み重なって起きる慢性的な状態なので1度や2度の施術では取れません、その時は楽になってもまた戻ります、施術やエクササイズ、環境改善を続けていくことにより体も変わっていくことになるので焦らずじっくりと受けることをお勧めいたします。

急性の痛みが伴うときは1~2度は続けて、それ以降は週に1度、10日に1度、2週おきと間隔を少しずつ広げていきながら行います、(個人差はありますが、)

よくなろうと思い立った時がよくなるのにいいタイミングです、それを逃すともっとしんどくなります、他にも色々な症状が広がることも、

肩凝りは体の異常のサインです、(心血管系、内臓の問題の時もあります)

年齢性別は関係ありません、タイミングを逃さないでください。

※ちなみにこちらの写真女性(40代の看護師さん)は肩の凝りがあり写真のように腕の挙上の可動が狭く通常の肩のこりの施術よりも骨盤と肋骨の可動を改善した結果、しっかり動かすことが可能になりました。(肩の凝りは肩や首だけの問題ではなく他に原因があることもあります)

長い間色々な肩のこり方を診てきました、一人ひとりに合ったBESTな施術を心がけていきます。  

✴︎余談ですが、、

欧米の方は肩こりがないといわれておりました、それが今では、

日本にいる方に肩こりの方は意外と多いです、

欧米の方の身長は日本人より高く、日本生活環境は日本人に合わせています

よって欧米の人たちには低いのです、首や姿勢を屈めることが多くそれが続いて肩こりになるようです、他にも原因はありますが、

子供からお年寄りまで欧米の方の施術をした経験から元々の習慣が違う分の改善の形は多少違いますが体は体・凝りは凝りです。

PCや携帯電話、タブレットの普及とともに生活スタイルの変化、色々なことがどんどん便利になることによる身体を動かす時間の減少、コロナ禍での行動制限などで確実に肩こりの方が増えています、生活が便利になればなるほどこれからも増えていくと考えられます。

診て聴いて触って感じてそれぞれに今合う施術方法、ストレッチや筋トレ、生活のアドバイスをしていきますので、当院で一緒に肩こりと向き合って改善させていきましょう。

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