「骨卒中」とは、骨粗鬆症(骨がもろくなる病気)による骨折が健康寿命を縮め、要介護のリスクを高めることを指します。特に、女性は男性より平均寿命が長いため、健康寿命を延ばすために骨の健康が重要です。しかし、骨折はしばしば軽視されがちです。多くの人が「骨が折れても大丈夫」と思いがちですが、実は骨折が健康に与える影響は大きく、死亡リスクも高まることがあります。
骨折が要介護の原因に
高齢者に多い骨折の場所は、背骨、股関節、肩関節、手関節などです。厚生労働省の調査によると、男性の要介護の主な原因は脳卒中(25%)ですが、骨折や転倒も6%で、心疾患と同じくらいの割合です。女性では、認知症に次いで骨折や転倒が17%で、男性より高い割合です。特に、股関節や背骨の骨折は死亡リスクが6.7%~8.6%に増加します。
骨を守るために大切なこと
骨の健康を守るためには、運動と食事が大切です。女性ホルモンのエストロゲンは骨の健康に重要な役割を果たし、骨を作る働きを促進します。女性は20代で骨量が最大になり、その後、特に閉経後に骨量が急激に減少します。骨量を維持するためには、早い段階から注意が必要です。
また、骨を守るためには、カルシウムを摂取することが重要です。1日の目安は700mgで、ビタミンD、ビタミンK、タンパク質も一緒に摂ると効果的です。運動では、ウォーキングや筋トレなど、骨に負荷をかける運動が効果的です。
低体重に注意
骨粗鬆症のリスクを高める要因には、加齢やホルモンの低下、栄養不足、運動不足、喫煙、アルコールなどがありますが、「低体重」もその一つです。骨は負荷をかけることで強くなりますが、体重が少ないと負荷がかからないため、骨が弱くなりやすいのです。
また、日光に当たらないとビタミンDが不足し、骨の健康に悪影響を与えます。美白を気にして日光を避けるのは、骨にとっては良くありません。
過度なダイエットも注意が必要です。特に女性はダイエットを重視しすぎて、骨粗鬆症を引き起こすことがあります。これにより、背骨が骨折しやすくなり、身長が縮んだり、背中が丸くなったりすることがあります。結果的に、見た目の美しさだけでなく、健康も損なわれてしまいます。
「骨卒中」を予防するために
「骨卒中」を予防するためには、40代くらいから意識して身体作りを始めることが大切です。運動やストレッチ、生活習慣の改善、食生活の見直しなどを今から始めることが、将来の健康寿命を延ばすために必要です。これからの生活スタイルに合わせて、自分に合った身体作りを始めてみましょう。



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