大腿骨骨折が「がんよりも怖い」といわれる理由

症状/治療

高齢者にとって骨折は大きなリスクです 特に大腿骨近位部位骨折(太ももの付け根の骨折)は深刻で骨折した人の半数が5年以内に亡くなっているというデータもあります これは癌全体の5年生存率

(約66%)よりも低い数字です では なぜこれほどまでに骨折が怖いのでしょうか?

1. 身体機能は「ガクッ」と落ちる年齢がある

多くの人は、老化が少しずつ進むイメージを持っていますが、実際には75歳を境に急激に身体機能が低下します。

  • 6574:手首や上腕骨、背骨の骨折が多い。
  • 75歳以上:大腿骨近位部骨折が急増。

2. 骨が折れる理由

大腿骨は本来、人体を支える頑丈な骨ですが、高齢になると骨粗鬆症や**筋力の低下(サルコペニア)**が進むことで弱くなり、折れやすくなります。

  • 筋力が低下すると転倒しやすくなる。
  • 筋肉が減少して骨を支えられなくなる。

3. 骨折が全身に与える影響

骨折がただの怪我で終わらない理由は、以下の通りです:

  1. 寝たきりのリスク:骨折によってベッドで過ごす時間が長くなると、筋力が急激に低下。
  2. 認知機能の低下:動かないことで認知症が進む可能性が高まる。
  3. 生命への影響:筋力や免疫力の低下で、命に関わる合併症が増える。

4. 高齢者の研究が進んでいない背景

75歳以上の人を対象にした医学研究が少ないのも問題です。理由としては:

  • 過去には75歳以上の高齢者が少なかった。
  • 個人差が大きく、臨床試験の対象として難しい。

そのため、75歳以上の健康維持に関するデータが不足しており、今後の課題となっています。

まとめ
大腿骨近位部骨折は、高齢者の健康に深刻な影響を与えます。そのため、高齢者自身やその家族、医療関係者は「骨を守ること」の重要性を再認識する必要があります。骨粗鬆症の予防や筋力トレーニングを心がけ、**「転倒しない環境作り」**を徹底することが大切です。

yahooニュースからの抜粋

上記のような状態にならないような予防的措置を当院の”介護予防”で行っております 身体の歪みやバランスを整えつつ 筋力や柔軟性バランス力を向上させて 将来的にサルコペニア、フレイル、ロコモなどの状態にならないような施術や運動指導、生活のアドバイス等を行います 40代以上の方で最近筋力や体力に不安を感じている方や将来的に不安な方が対象となります

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